ファクタリング

ファクタリングで即日資金調達!メリットと注意点を解説!

ファクタリングは、借入とは異なる有効な資金調達手段です。初めての利用においても即日で資金調達が可能です。

ファクタリングにはどんな種類があるのか、またそのメリットと利用の際の注意点について解説をします。

この記事を読んでわかること
  • ファクタリングなら融資よりも早く資金調達が可能
  • 即日対応可能な業者、オンライン手続きを導入している業者なら早急に資金調達ができる
  • ファクタリング業者を選ぶ際のポイントは
    • 手数料
    • 入金スピード
    • 償還請求権の有無
    • 買取可能額
    • 個人への対応可否

ファクタリングの種類|2社間・3社間

買取型ファクタリングの種類

ファクタリングとは、保有する売掛債権を買い取ってもらうサービスです。融資ではなく、あくまで売買契約である点が大きな特徴です。

買取型ファクタリングには、いくつかの種類があります。売掛債権を買い取ってもらうという基本的な内容は同じですが、契約関係を結ぶ相手先や内容により、分類できます。

代表的な買取ファクタリングを2種類紹介します。

  • 2社間ファクタリング
  • 3社間ファクタリング

以下、それぞれの特徴について解説をします。

即日の資金調達にこだわるのであれば、前者の2社間ファクタリングがおすすめです。

2社間ファクタリング|得意先に知られない

2社間ファクタリングは、利用者とファクタリング会社の2社で契約を結ぶ方式の買取ファクタリングです。

契約の成立後、利用者が保有する売掛債権をファクタリング会社に売却します。ファクタリング会社は手数料を差し引いた金額を利用者に支払います。

その後、売掛債権の期日到来後、得意先から売掛金を回収したら、その金額をファクタリング会社に支払います。これで一連の手続きが完了です。

2社間ファクタリングの場合は、得意先にファクタリングを利用していることがばれないというメリットがあります。

また、自身とファクタリング会社の2社で契約を行うため、手続きがスムーズに進み、資金調達が短期間で行えるのも大きなメリットです。

ただし、3社間ファクタリングと比較して、ファクタリング会社に支払う手数料が高くなってしまう点がデメリットとなります。

急いで現金が欲しい方や、得意先にばれずに手続きをしたい場合に、2社間ファクタリングはおすすめです。

3社間ファクタリング|得意先を含めた契約

3社間ファクタリングは、利用者とファクタリング会社に加え、得意先の3社で契約を交わす形式となります。

契約締結後、得意先へ利用者とファクタリング会社から債権譲渡に関する通知の送付が行われます。

内容承諾後、ファクタリング会社は利用者に対し、債権売却金額を手数料を差し引いたうえで支払います。

その後、売掛債権の期日が到来したら、得意先は債務金額を支払いますが、支払先はファクタリング会社となります。得意先から見た支払先が変わる点が、3社間ファクタリングの最大の特徴です。

3社間ファクタリングの形式のほうが、2社間よりも手数料負担を安く抑えられるメリットがあります。

しかし、得意先も含めた契約となるため、得意先に了承をもらい、契約書の交わしなどを行なう必要があるため、時間がかかります。得意先に、会社の資金繰りが厳しいと思われてしまう点もデメリットです。

3社間ファクタリングを利用するときには、得意先に対して納得してもらえる説明をする必要があります。

医療型ファクタリングも3社間に含む

買取ファクタリングには、他に医療型ファクタリングという形式もあります。これは、医療機関や薬局、介護事業者と各種健康保険組合にファクタリング会社が加わって実施される形式になります。

診療報酬や調剤報酬、介護報酬は3割を利用者から回収し、残りの7割を各種健康保険組合から回収します。しかし、各健康保険から代金を受領するのは2か月後などかなり時間がかかります。

そこで、ファクタリング会社へ各健康保険組合に請求している債権残高を売却し、早期の代金回収を実行します。その後ファクタリング会社は各健康保険組合から各報酬金額を回収するという流れになります。

すなわち、医療型ファクタリングも、3社間ファクタリングの一種と捉えられます。

スピードを重視した資金調達にはファクタリングがおすすめ

資金調達の手段といえば、銀行など金融機関からの借入融資を最初に連想する方も多いのではないでしょうか。

しかし、申し込みの当日に資金調達が実現する、即日対応の借入融資はほとんどありません。

法人としての借入においては、会社の決算業績や財務状況を金融機関が精査し、将来的に返済可能かを判断してから融資を受けるのが一般的です。

即日を希望するようなスピードを重視した資金調達には金融機関からの借入は向きません。

一方、ファクタリングサービスなら即日対応してくれるケースがあります。ファクタリング業者の中でも対応スピードは会社によって異なります。

資金調達までのスピードを重視したい場合に確認するべきポイントを紹介します。

  • 即日対応を明言しているかどうか
  • オンライン対応が可能かどうか

手続きの早い2社間ファクタリングの場合でも、会社によっては2営業日程度かかるケースがあります。

しかし、即日対応を明言している会社であれば、申請の当日で資金調達が実現できるので、スピードを重視したい場合は即日対応の業者を選びましょう。

また、処理のスピードで考えると、オンライン対応をしているファクタリング会社のほうがおすすめです。

対面式の会社でも対応の早い会社はありますが、オンラインでの手続きのほうがスムーズで、処理速度としては随一です。

オンライン手続きのみですべての処理が完了するファクタリング会社もあるので、即日の中でもスピードにこだわる場合は優先的にチェックしましょう。

ファクタリング利用のメリット|借入ではないことなど4つ

ファクタリングのメリット

ファクタリングの仕組みを利用することにどんなメリットがあるのでしょうか。

ファクタリングの仕組みを利用する目的は様々ですが、一般的に広くファクタリング利用のメリットと考えられている項目を4点紹介します。

  • 借入ではない
  • 短時間で資金調達が可能
  • 中小企業・個人事業主でも利用可能
  • 得意先の倒産による貸倒リスクの回避

一つずつ見ていきましょう。

借入ではない|売買契約

ファクタリングは、融資と同様に考えられがちですが、融資を受ける形式とは全く異なります。あくまで保有する債権を売却するという売買契約となります。

会社において、借入金が増えるということには大きなデメリットが伴います。特に重要なのが、金融機関から融資を受ける際の評価に影響を及ぼすことです。

金融機関が希望者に融資を実施する際には、その希望者の会社の財務状況を詳細にチェックします。

その際、借入金残高は非常に重要なチェックポイントです。借入金が高額になると、融資が受けられなくなるケースも考えられます。

その点、ファクタリングは保有する売掛債権を資金に変えるため、借入金が増えることはなく、財務上健全な資金調達手段として活用できます。

短時間で資金調達が可能|最短で即日

金融機関からの借入を受ける場合、金融機関側が実施する審査を受ける必要があります。

会社の決算資料を精査され、将来返済できる資力があるかについてチェックされます。そのため、時間がかかることが多いです。

一方、買取ファクタリングの場合、短時間で資金調達をすることが可能です。

債務を負っている会社の信用度のチェックを行うものの、金融機関からの借入を受ける手続きに比べて簡易な内容になります。

ファクタリング業者によりますが、申請をした即日で資金調達ができるケースも少なくありません。

近年は、インターネットを使用したオンラインでの申請手続き可能な業者も出てきており、より短時間で手続きを完了させられるケースが増えてきています。

中小企業・個人事業主でも利用可能|審査対象は得意先

買取ファクタリングは、利用する会社自身の信用度はあまり重視しません。売掛債権を支払う得意先の信用度のほうが重視されます。

このため、中小企業や個人事業主でも、買取ファクタリングを利用できるケースが多いです。

金融機関からの借入において、中小企業や個人事業主では審査に落ちるケースも考えられますが、ファクタリングは比較的利用の敷居が低いのです。

金融機関からの借入が受けられないような、業績の悪い会社や規模の小さな会社が資金調達を行う手段として、ファクタリングは有効です。

得意先の倒産による貸倒リスクの回避|貸倒の負担はファクタリング会社

得意先が倒産してしまうことで、売掛債権を回収できずに貸倒となってしまうのは、非常に大きな損失となります。

ファクタリングの仕組みを利用することで、この貸倒発生のリスクをヘッジできます。

買取ファクタリングを利用して売掛債権をファクタリングに売却した後、債権回収までに得意先が倒産してしまったとしても、ファクタリング会社にその損失の補填をする必要がなく、ファクタリング会社側の負担となるのが一般的です。

しかし、ファクタリングの契約内容によっては、得意先倒産などの貸倒の負担をファクタリング利用者側で負うケースもあります。

ファクタリング契約を締結する際には、貸倒のリスクを誰が負担することになっているか、しっかり確認をしましょう。

ファクタリング利用時の注意点|手数料負担の大きさなど

ファクタリング利用の注意点

ファクタリングのサービスは、債権回収においてメリットのある仕組みですが、利用に際して注意すべき点もあります。

メリットだけでなく、デメリットに関してもしっかりと理解をして、総合的に判断して利用するかを決めましょう。

ファクタリング利用時の注意点として、以下の2項目を紹介します。

  • 金融機関の融資金利よりも手数料負担が大きくなる
  • 得意先の業績次第では利用できないことがある

金融機関の融資金利よりも手数料負担が大きくなる

買取ファクタリング、特に2社間ファクタリング契約の場合、手数料の負担は金融機関からの借り入れを受けた際の融資金利よりも大きくなるケースが多いです。

例えば、ある銀行でビジネスローンの借入を受ける際には債務金額の4~11%程度の年利計算で利息負担を負います。これは年利なので、1ヶ月当たりのリスク負担は0.3%~0.9%程度となります。

これに対し、ファクタリングの場合は手続き1回あたり、低くても売掛債権額の2%程度の負担がかかります。

金融機関からの借入よりも、ファクタリング利用のほうが大きな負担となるケースが多くなります。手続きにかかる費用をしっかりと理解してから利用するようにしましょう。

得意先の業績次第では利用できないことがある

ファクタリングの利用に際し、ファクタリング会社による審査に通過する必要があります。この審査のポイントは、利用者ではなく売掛債権の回収先である得意先の業績や財務状況です。

利用する側の業績が良くても、得意先側の業績や財務状況が良くなければ、ファクタリングを利用できないケースがあります。

ファクタリングの場合は利用する会社の業績はあまり影響はありませんが、得意先の業績が大きく影響を及ぼすことをよく理解しておきましょう。

ファクタリング会社を選ぶときのポイント|5つのポイント

ファクタリング会社を選ぶポイント

ファクタリングのサービスを提供している会社はたくさんあります。それぞれ利用に際しての条件が異なるため、ファクタリングを利用する前に各社のサービス内容をしっかりと比較しましょう。

ファクタリング会社を選択する際のポイントはいくつかありますが、その中でも代表的なポイントを5つ紹介します。

  • 手数料
  • 入金スピード
  • 償還請求権の有無
  • 買取可能額
  • 個人への対応可否

手数料|売掛債権に対する一定率

ファクタリングを利用する際には、所定の手数料がかかります。通常、買取してもらう売掛債権の金額に対して一定率のパーセントを乗じて算出されます。

手数料の設定はファクタリング会社によって異なります。同じ債権額でもファクタリング会社が違えば負担も変わってきます。

また、2社間ファクタリングか3社間ファクタリングのどちらを選択するかによっても手数料負担は変わってきます。

手数料負担が少ないことを重視したい場合は、ファクタリング会社の選択に加え、3社間ファクタリングに対応しているかどうかもチェックしましょう。

入金スピード|最短即日

急ぎで資金調達をしたい場合は、入金までの時間がどれくらいかかるのか、入金スピードをしっかりと比較しましょう。

一般的に、2社間ファクタリングの場合で2営業日程度、3社間ファクタリングの場合は7~10日程度の時間がかかります。

しかし、処理の早い業者の場合、2社間ファクタリングで即日による対応をしてくれます。

一日でも早く資金調達を実現したい場合は、入金スピードの早いファクタリング会社を選択するようにしましょう。

償還請求権の有無|貸倒の際の負担が誰になるか

通常、ファクタリング契約によって売却譲渡した売掛債権は、ファクタリング会社側の債権となります。

もし得意先が倒産して回収不能となった場合、その売掛債権はファクタリング会社の貸倒損失となるのが一般的です。

しかし、ファクタリング契約を結ぶ際に、償還請求権が付与されている場合は、貸倒となった売掛債権を元の債権者であるファクタリング利用者に請求できます。

償還請求権付のファクタリング契約の場合、非常に手続きが簡易で、迅速に資金調達ができるというメリットもありますが、得意先が倒産したときのことを考えると非常にリスクのある契約といえます。

ファクタリングを利用する前に、償還請求権があるのか、契約内容をしっかりと確認しておきましょう。

買取可能額|無制限の会社も多い

ファクタリング会社の多くが、買取可能額を設定しています。買取可能額とは、ファクタリング会社が対応可能な買取金額の範囲のことです。

一部のファクタリング会社では、上限・下限ともに無制限としている所もありますが、多くの会社では1,000万円を上限とするなど、買取可能額を設定しているケースが多いです。

取り扱っている売掛債権の金額が大きい場合や、逆にあまり債権額が大きくない場合には、ファクタリング会社を選択する際に、希望金額が買取可能額の範囲にあるかについて、しっかりとチェックしましょう。

個人への対応可否|個人事業主の場合特に重要

ファクタリング会社の中には、法人としか契約を行わないところも多いです。

個人事業主の方がファクタリングを利用する際には、法人・個人問わず対応してくれる業者なのかを忘れずにチェックしましょう。

個人事業主に対応しているファクタリング会社も多いので、個人事業主の方も安心してファクタリングのサービスを利用できます。

即日対応可能なファクタリング会社

ファクタリング会社の紹介

数あるファクタリング会社の中で、依頼をした当日に資金調達を完了できる、即日対応の業者もあります。

以下に、即日対応可能なファクタリング会社のうち代表的な4社を紹介します。ファクタリング業者選びの際に参考にしてみてください。

<即日対応可能な会社一覧>

anewOLTAビートレーディングベストファクター
対象法人専用法人個人事業主法人個人事業主法人個人事業主
種類2社間2社間2社間・3社間2社間・3社間
調達可能額制限なし制限なし制限なし30万円〜1億円
手数料2〜9%2〜9%二者間:5%~20%
三者間:2%~
二者間:5%~
三者間:2%~
入金スピード最短即日最短即日最短即日最短即日
手続き方法オンラインオンライン対面対面

anew|2社間で手数料が低い

anewは、東証一部上場の新生銀行と株式会社OLTAが共同で経営をしているファクタリングサービスです。財務的な信頼感は高く、安心して利用できます。

anewでは、オンラインですべての手続きが完了するため、全国どこにいてもファクタリングサービスが利用できます。

オンラインでの手続きで、スムーズに短時間で手続きを終えられる点も大きなメリットです。

2社間ファクタリングの形式で、手数料が2~9%と非常に低い水準であり、これ以上の負担をすることは基本的にありません。

コスト面と信頼感、手続きのスピードと、どれをとってもおすすめの会社ですが、法人専用であり、個人事業主の方は利用ができない点は注意しましょう。

対象法人専用
種類2社間
調達可能額制限なし
手数料2〜9%
入金スピード最短即日
手続き方法オンライン

OLTA|個人でも利用可能で手数料が低い

OLTAは、株式会社OLTAのファクタリングサービスです。anewと違い、個人事業主の方でも利用ができるサービスになります。

手数料負担は2~9%となっており、非常に負担が小さい点が特徴です。

また、オンラインで手続きが完了するため、面談などをする必要なくスムーズに手続きを終えられます。

買取可能額に全く制限がない点も魅力です。少額からの利用も可能ですし、高額の債権を保有する場合でも安心して利用ができます。

対象法人個人事業主
種類2社間
調達可能額制限なし
手数料2〜9%
入金スピード最短即日
手続き方法オンライン

ビートレーディング|審査に通りやすい

ビートレーディングは、ファクタリングサービスの実績を豊富に持つ、老舗の業者です。月間400件という実績を誇り、信頼感は非常に高いです。

また、審査通過率98%を公言している通り、高い確率で審査に通過できます。

他の会社でファクタリング利用を断られたとしても、ビートレーディングなら利用できるケースも考えられます。

対面式で手続きをすることになりますが、必要書類をしっかりと揃えることで、申し込みから12時間で資金調達が可能なので、急ぎの要件であっても使いやすいでしょう。

買取金額に条件は無いため、小規模な企業の方や個人事業主の方でも安心して利用可能です。

対象法人個人事業主
種類2社間・3社間
調達可能額制限なし
手数料二者間:5%~20%
三者間:2%~
入金スピード最短即日
手続き方法対面

ベストファクター|買取率が高く実績がある

ベストファクターは、審査通過率が高く、買取の実行率も高くて実績がある会社です。即日対応の会社で、急ぎで資金調達をしたいときでも頼りになります。

対面で手続きをすることになりますが、手続きはスムーズで短時間で完了します。

法人・個人問わずだれでも利用可能で、買取可能な金額の範囲も広いため、小規模な金額の取り扱いでも問題ありません。

ファクタリングが初めての方でも信頼して相談できる、実績十分の会社です。

対象法人個人事業主
種類2社間・3社間
調達可能額30万円〜1億円
手数料二者間:5%~
三者間:2%~
入金スピード最短即日
手続き方法対面

ファクタリングを利用して効率よく資金調達をしよう

ファクタリング会社比較のポイント

ファクタリングは、金融機関からの借り入れとは異なり、売掛債権の売買契約であるため、会社の財務的な健全性を考えると大変メリットがあります。

また、審査基準は売掛債権の債務者である得意先の財務状況がメインになるため、金融機関で融資を受けるのが難しい中小企業や個人事業主でも利用可能である点は、大きなメリットでしょう。

数あるファクタリング会社を比較する際のおすすめポイントは以下になります。

  • 手数料
  • 入金スピード
  • 償還請求権の有無
  • 買取可能額
  • 個人への対応可否

ファクタリングを利用する際には、有利な条件で資金調達ができるように十分に業者を比較しながら、条件に見合ったぴったりの会社を利用しましょう。